Nikon Ai Micro-NIKKOR 105mm f/4

先日、弥富市にある中古雑貨店で購入したレンズ、Nikon Ai Micro-NIKKOR 105mm F/4。

Ai Micro-NIKKOR 105mm F/4
Ai Micro-NIKKOR 105mm F/4

現行の最新版であるニコンZマウントのレンズは、NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR Sですが、その大先輩にあたるレンズです。

開放F値はF4と、現在主流の標準ズームレンズ程度で、およそ40年前のモデルで、刻印が「MADE IN JAPAN」のタイプなので、後期型、ということになります。

レンズ単体ではフィルム面上で1/2倍、接写リング PN-11を使用すれば、フィルム面上で等倍までの接写が可能です。

光学系の状態、外観、動作、問題はありません。

40年以上経過していますが、とても良い状態です。

さっそく、ニコンZ9で撮ってみました。

ホトケノザ
ホトケノザ

F8に絞っていたと思います。

約47cmの最短撮影距離付近で。

ピントが合う範囲が恐ろしく狭い・・・

頭が揺れるだけで、ピントが外れます。

Z9の強力な手振れ補正で、どうにか撮ることが出来ました。

タカサゴユリ(シンテッポウユリ)
タカサゴユリ(シンテッポウユリ)

1月15日、寒い時期に開花していた、特定外来種のタカサゴユリ(またはシンテッポウユリ)。

ユリは初夏の花ですが、冬枯れの寒い時期、最高気温が10度程度でも咲いていました。
かなり生命力旺盛・・・。

2枚とも程よい感じで背景がボケてくれました。

撮像面で0.5倍までの拡大、程よい最短撮影距離、現行モデルより軽い重量と小さいサイズで、今でも魅力があります。

Micro-Nikkor 55mm よりも遠近感が自然で、少し離れて撮影できるので、花や昆虫といえば105mm、と言われているのには納得しました。

55mmはもう少し遠近感が誇張されますが、広範囲を平面でとらえられるので、特性を生かしてそれぞれ活用したいな、と思います。

今回もご覧いただきありがとうございます。

使用機材:
Nikon Z9
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
Ai Micro-NIKKOR 105mm f/4