たなかはじめです。
先日発売になった、RX-V779を電気屋さんで視聴してきました。
組み合わせられていたスピーカーは、フロントNS-F310、センターNS-C310、サブウーファーのみデノンDSW-7L2でした。
フロント設置のみの3.1ch構成です。
ヤマハのカタログに記載されているところの、「ヴァーチャルシネマDSP」の構成です。
たまたま電気屋さんに午前中に行けて、静かな状態だったこともあり、隣にあったRX-A3040とNS-700シリーズで構成された5.1.2chのリアルなDOLBY ATMOS構成と比較もできました。
デモで流れていたのは、DOLBY ATMOSの「西遊記~はじまりのはじまり~ [Blu-ray]」の紹介映像でした。
DOLBY ATMOS対応機のRX-A3040は、さすがリングが飛び回る感じの再現はみごとです。
対して、RX-V779で、どこまで再現できるのか、興味津々です。
さすがにスピーカーの本数だけ見ても、7本設置のRX-A3040に対し、3本のRX-V779では、分が悪いように感じます。
しかし、一般家庭に置くのであれば、
・部屋の中を配線が走るのはちょっと・・・
・小さい子供やペットがいて後ろにスピーカーを設置できない
・7本や9本、11本も、予算がかけられない!
など、事情はあることがほとんどだと思います。
聞き比べた感想は・・・
お店なので、閉じられた空間ではなく、後ろからの反射音はほとんどないくらいに弱くなり条件は悪いので、同じ土俵での比較はできない点を差し引きます。
DOLBY ATMOSのデコーダーは積んでいないので、DOLBY サラウンドのデコーダーとシネマDSPはのSci-Fiになっていました。
正直、期待はせずに聴いたのですが、意外や意外、上下にも移動する感覚はしっかりあります。
すごいわ、これ!!
というのが、私の素直な感想です。
DOLBY ATMOSやDTS:Xなど、物体として音をとらえているフォーマット(規格)のデコーダーを搭載していなくても、ここまで再生できれば
十分ではないか、と感じました。
なにより、ブルーレイでそういった作品が出てくるのは、まだまだこれからでしょうから、そういったフォーマットに対しては先行投資的な意味合いが強いと思います。
レンタルディスクで手軽に映画を楽しみたい、という用途なら、十分すぎる没入感が体験できます。
ほかにも、4つのシーンボタンを押すと、簡単に使えるところや、設定画面の表示がRX-A3040より高精細になったりして、ほかのメーカーと比べて、もヤマハの使い勝手の良さは進化しています。
ヤマハの聴き疲れしない音作りもよく、「ハイレゾ音源を輝かせる、低重心で見通しの良い特別チューニングのサウンド 4Kパススルー&4Kアップスケーリング対応7.1chネットワークAVレシーバー」のコピーに偽りはないと思います。
AVアンプはサラウンドデコーダーや映像機器の進化に合わせて世代交代が要求されてしまいますが、長く付き合える製品だと思いました。
組み合わされていたスピーカー、NS-F310、NS-C310のレビューは、次の機会に・・・。
ヤマハ AVアンプ RX-V779 商品情報ページ
http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/av-amplifiers/rx-v779_black__j/
ヤマハ AVアンプ RX-A3040 商品情報ページ
http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/av-amplifiers/rx-a3040__j/
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